佐々木昭楽(虚室)(ささきしょうらく・きょしつ)
京都府亀岡市、昭楽窯・帰来窯。三代佐々木昭楽、本名輝夫。祖父の代から続いている楽焼の家で父の二代に師事しました。一九七二(昭和四十七)年に独立をし楽茶碗の研究に専念されました。一九九六(平成八)年、還暦を迎え、大徳寺派の管長福富雪底老師より窯名「帰来窯」と陶名「虚室」を賜りました。作風は長次郎・光悦を手本とした古典的な作品・写し物を制作されています。かせ釉、寂釉など釉薬の研究にも力を注がれています。
現在は息子さんの大和さんが平成二十三年に二代虚室を襲名され、明治開窯(一九〇五・M三十八)以来の伝統を守りながらも新たな技法を織り交ぜ制作されておられます。
作品一例
陶印と箱書
※二代虚室には当主監修指導による工房作品「紹楽」と「松楽」印の作品があります。参考写真はいずれも初代虚室(三代昭楽)になります。
当店では佐々木昭楽の作品を買取りしております。
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