岡本作礼(おかもとさくれい)
一九五八年、佐賀県唐津市の生まれ。一九七九年より唐津焼の窯元で修行を始められました。一九八九年、唐津市、作礼山の中腹に「作礼窯」を築窯します。東京・銀座の黒田陶苑にて個展、九州陶磁器文化会館にてフランス人陶芸家と日仏現代陶芸展、東京都庭園美術館「現代日本の陶芸『愛用と発信』」に出品、京都の野村美術館にて個展など、その他出品・開催は多数に渡っています。
探求心にあふれ、古唐津の陶片を収集し研究。能登島ガラス工房では※パート・ド・ヴェールの技法(ガラス工芸の1技法)を習得するなど、素材を大切にし唐津焼の伝統を踏襲しながら新しい技法も取り入れられており技法は多彩です。唐津焼第三世代を担う作家として注目を集めておられます。
※パート・ド・ヴェール技法
焼物用に練った土を指す言葉(パート)。原型となる塑像を粘土やワックス等の素材で作成し、それを基に鋳型を耐火石膏などで作成し、種々の色ガラス粉に糊を加え練ったもの(ヴェール)を詰め、窯の中で焼成する。冷却後に鋳型から取り出し表面を研磨し仕上げたもので、陶磁器・ガラス双方の長所を備えた中間的製法のことを指します。
作品一例
箱書と陶印
当店では岡本作礼の作品を買取りしております。
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