≪冬の銘ー暮らし≫
・冬構え(ふゆがまえ)⇒霜除、雪吊、藪巻(しもよけ、ゆきつり、やぶまき)
迫りつつある冬に対しての支度や備えのこと。田畑では霜除けのために作物にビニールを被せる。庭木では雪折れを防ぐため支柱と縄で枝を吊り、枝をむしろで藪巻にします。
・寒紅、丑紅(かんべに、うしべに)
紅花で口紅を作って、小さな猪口に塗り付けて販売していた時代は寒中に作った紅は良質なものとされていた。なかでも寒の丑の日に売り出された紅は最上品とされていました。
・寒燈(かんとう)
寒中のともしび、あかり。
・竈猫(かまどねこ)
猫があたたかい竈のそばで気持ちよさそうに寝そべっている冬の風情。
次回は、茶の湯の銘ー季節のことば「冬ー年中行事」
※参考文献「茶の湯の銘 季節のことば(淡交社)」
当店では新旧・書付ものからお稽古もの問わず
お茶道具であればきちんと拝見、買取りさせていただきます。
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