茶の湯日記

《喫茶》茶の湯体験コースレビュー。一月二十三日開催。

先日、当店の喫茶メニュー「茶の湯体験コース」を三名のお客様にご予約いただき開催させていただきました。

皆様、茶道・茶の湯に興味はお持ちであるものの、中々その扉を叩くことができなかったご様子で、「とにかく一度体験してみたい」とのお声を頂戴しておりました。

ご予約をいただいてから、どのように楽しんでいただこうかと考えておりました。とにかく一度作法などは置いておいて、お茶を点ててみるということだけに重点を置こうと思いました。そこでヒントになったのがお稽古で経験した「花月」を思い出しました。それを単純に応用して、くじ引きをつくり「亭主」「半東(亭主のお手伝い)」「正客」と役作りをしました。それを順番にチェンジしていく方式を考えました。このようにゲーム感覚でそれぞれの立場を少しでも楽しんでいただければ良いのではないかと思いました。

くじ引きにて役決め

 

当日は、皆様少し緊張した面持ちではありましたが、くじ引きのワクワク感で和み、お好きなお茶碗をどれにしようか吟味されておられる姿は緊張も解け楽しそうな雰囲気でございました。

御点前に関しては少しだけご指導させていただき、とにかく好きなように思うように一服ずつ点てていただきました。

中々思うように泡が立たなかったり、お道具を扱う手元が交差したりと苦戦されておられましたが、皆様初めての経験でありましたが、表情は真剣な面持ちで一生懸命にチャレンジされておられました。

感想をお聞きすると「良い経験になりました。とても楽しかったです。」「またチャレンジしてみたい」と楽しんでいただけたご様子でした。

当店ではこのように気軽に茶の湯を楽しんでいただけるように、通常の「お菓子とお抹茶セット(お茶碗セレクトOK)」や今回の「茶の湯体験コース」をご用意しております。体験コースは一名様から最大五名様までご利用可能でございますので、この記事をお読みいただき興味があられましたらばお気軽にお問い合わせくださいませ。

皆様の茶の湯への入口となるよう努めてまいりたいと思います。

 

当日触れていただきましたお道具たちをご紹介

 

菊桐紋広口釜
六瓢蒔絵中棗・茶杓銘「五福」

 

南蛮写縄簾水指(出雲焼)
萩茶碗
京焼色絵茶碗

企画展「萩焼を楽しむ。」から萩茶碗、京焼のお稽古茶碗からお好きなものを。

この日のお菓子は、さつま芋餡を練切で包み、黒胡麻をふりかけた上生菓子をお出しさせていただきました。

 

 

当店は「お茶道具の売買」「茶の湯喫茶」のお店です。

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