九月八日は京都市左京区のお客様よりお茶道具の出張買取り依頼をいただきました。
お客様は過去数回にわたり当店の買取りサービスをご利用いただいておりますリピーター様で、有難いことに今回もご連絡いただき訪問してまいりました。また久々の仕事だったので本当に嬉しかったです。
今回ご依頼いただきましたお茶道具は茶碗が二十点余りの買取りをご希望でした。一点ずつ拝見させていただきますといつもながらお道具を大切に扱っておられる様子がうかがえます。状態も良く綺麗なお茶碗たちばかりでした。
茶碗の窯別・作家などをご紹介、
樂焼では園部玄哉、
遠州七窯では赤膚焼の大塩昭山、朝日焼の松林豊斎、高取焼の鬼丸碧山、膳所焼の陽炎園、
美濃焼では加藤十右衛門、加藤健、中島正雄他、
瀬戸焼では加藤錦雄、
信楽焼では上田直方、高橋楽斎
その他作家は中村康平、内村慎太郎他、
と有名作家から中堅作家まで幅広く上作の茶碗が多く見られました。
中にはお稽古道具の分類に扱われ査定の際にまとめて評価をされがちな作家さんもおられますが、作行が良いものなどに関しては、当店においてはそれなりの評価を一点からさせていただいております。例えば相場が一点千円であったとしても上作、色・形などが珍しければ上下変動はしますが評価させていただける作品もございます。
拝見後、査定価格を提示、この度もご納得いただけ沢山のお茶碗を買取りさせていただきました。お譲りいただいたお道具は次の活躍の場へときちんと橋渡ししてまいります。
荷物を搬出後、お客様とは久々の再開とあり、お茶をご馳走になりながらお道具の話は勿論、コロナ禍においてお互いの業種の今の状況・今後においての話などを沢山させていただきました。貴重なお時間をいただけました。
最後に、この度も当店にご依頼をいただけましたこと心から感謝申し上げます。またコロナ禍にも関わらずご依頼をいただけましたこと併せて御礼お申し上げます。誠に有難うございました。
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