川嵜和楽(かわさきわらく)
川嵜和楽家は初代が『短冊家』の名で楽焼の窯を開き、約百八十年、江戸時代末期文政年間から続く家柄です。当初は名を七左衛門として、京都祇園八坂神社鳥居前茶屋 『短冊楼』 の主でした。その後二代七兵衛が、楽焼の研鑽に努め、『楽焼の短冊家』として名を馳せるようになりその後現代まで続く礎を築きました。
そして大正七年、東郷平八郎が入洛の際、工房に立ち寄り、「和楽」直筆の号を与えられました。四代庄七が、この栄誉を喜び、屋号を「和楽」と改名しました。
その後は昭和四十四年から平成二十八年の四十八年間にわたり、七代が当主を努められ、平成二十八年六月、七代の長子、基生が八代和楽を襲名され現在も楽焼の伝統をまもり続けておられます。
作品一例
陶印と箱書
当店では川嵜和楽の作品の買取りをしております。
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