茶の湯日記

お茶道具・お茶碗の出張買取り、京都市東山区。

四月十日は京都市東山区のお客様よりご依頼をいただきました。

旧家の解体に伴いお道具の整理の際に出た、お茶道具を買取りして欲しいとのことでございました。事前に一度お伺いし査定させていただいた後、ご納得いただき引き取りという形になりました。

買取り対象のお道具の内容はお茶碗が四点でした。

いずれも永楽善五郎作の茶碗で、箱には表千家十三代即中斎・十四代而妙斎宗左の書付もついておりました。ほぼ未使用の状態で仁清写の色絵、乾山写、絵御本写と綺麗なお茶碗ばかりでした。

しかし近年、お茶道具の相場低下に伴い、今回のお道具のようなお家元の書付・千家十職の立派な作品であってもかなり厳しい取引現状が実際のところで、査定額にも大きく影響しております。

そのような状況ではございますが、とても綺麗な状態であったため厳しい現状とはいえ、精一杯高めの査定額をご提示させていただきました。結果、ご納得いただき四点ともにお譲りいただけることとなりました。

今回お譲りいただきましたお茶碗たちは、当店の茶の湯喫茶で活躍するもの、また次の欲しい方のもとへときちんと橋渡ししてまいります。

この度はコロナ禍にも関わらず、また、数ある業者の中より当店へご依頼いただき誠にありがとうございました。

 

 

当店では新旧・書付ものからお稽古もの問わず

お茶道具であればきちんと拝見、買取りさせていただきます。

 

 

 

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