茶の湯日記

春屋宗園(しゅんおくそうえん) - 茶人列伝

春屋宗園(しょうんおくそうえん)一五二九(享禄二)~一六一一(慶長十六)

臨済宗大徳寺派の僧。自号に一黙子。建仁寺の驢雪鷹灞(ろせつようは)に師事、次いで大徳寺の江隠宗顕(こういんそうけん)に参じ、古溪宗陳(こけいそうちん)と座を並べ修業にはげみ江隠の寂後は笑嶺宗訢(しょうれいそうきん)に参じてその法を嗣ぎました。一五六九(永禄十二)年に大徳寺第一一一世住持となり大仙院と聚光院に住して三玄院の開山となりました。

茶の湯の趣味も大変深く、今井宗久・津田宗及・千利休千道安らと交わり、千宗旦を弟子として訓育、利休寄進の大徳寺三門の供養導師となりました。

秀吉・家康時代の大徳寺の長老としてその黄金時代を築き上げました。また晩年に黒田長政の寄進により龍光院を開きました。遺稿の「一黙稿」には「千利休肖像画賛」や、道安の請いで書き与えたとされる「利休号頌(りきゅうごうじゅ)」など注目されている史料が多いそうです。正親町天皇から朗源天真禅師号、後陽成天皇から大宝円鑑国師号を賜りました。

 

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