≪冬の銘ー海川・山里の風景≫
・蘆田鶴(あしたづ)
田鶴は鶴の異称で、蘆の水辺に真っ白い鶴がいる美しい風景をいう。
・凍鶴(いてづる)
凍てつくような湖や沼で首をあげて立ちつくしている鶴の姿。
・氷面鏡(ひもかがみ)
水たまりや池、湖の水が凍って表面が鏡のようになめらかに光っている様子。
・霧氷、樹氷、木花(むひょう、じゅひょう、きばな)
木の枝に大気中の水蒸気が昇華して着氷する現象のことをいう。真っ白な花が咲いたように見える。
・虎落笛(もがりぶえ)
冬の烈風が柵や竹垣などに吹き付けて、笛のような音をだすこと。
・木の葉、落葉(このは、おちば・らくよう)
冬の木々の葉のうちいまだ落ちずに枝に残っているものは木の葉、枝から落ちたものを落葉と。
・霜枯れ(しもがれ)
秋に末枯れ(秋の末に、草木の枝先や葉先が枯れること。)ていた葉が霜が降りたことで黒くなって枯れてしまうこと。
次回は、茶の湯の銘ー季節のことば「冬ー暮らし」
※参考文献「茶の湯の銘 季節のことば(淡交社)」
当店では新旧・書付ものからお稽古もの問わず
お茶道具であればきちんと拝見、買取りさせていただきます。
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