第七回企画展のお知らせです。
来月九月二日より、第七回企画展期「遠州七窯」に焦点を当てた企画を開催いたします。
「遠州七窯」とは、江戸中期にかけて活躍した大名茶人、「小堀遠州」が自らの好みの窯として、指導・注文・切型などを送って造らせたとされる茶道具の七つの国焼窯(赤膚焼、朝日焼、上野焼、古曾部焼、志戸呂焼、膳所焼、高取焼)のことをさしています。また遠州はやきものだけでなく、建築では、茶室・座敷飾のできる「鎖の間」「書院」の一体化をはかり武家茶の湯に対応させました。
そして「綺麗さび」と称される遠州の茶の湯は歌と書を中心とする「平安王朝時代の幽玄」と「中世の侘び」とを混融させ、伝統文化としての茶の湯を確立させたといわれております。
そんな遠州が確立させた「綺麗さび」の世界を「遠州七窯」にスポットを当てて、当店でご紹介できればと思っております。
展示作品は今現在でもその伝統を受け継ぐ七窯の現代作品を中心に展示、また、それらを手に取っていただき実際に一服召し上がっていただき体感していただければと思います。
●手に触れることのできる茶碗●
上野焼(福岡県のやきもの) - 高鶴夏山
赤膚焼(奈良県の焼物) - 大塩昭山
朝日焼(京都府の焼物) - 十五世松林豊斎
古曾部焼(大阪府の焼物) - 寒川義崇工房作
志戸呂焼(静岡県の焼物) - 無名作品
膳所焼(滋賀県の焼物) - 陽炎園
高取焼(福岡県の焼物) - 高取静山、八山
ぜひご興味があられましたら七窯作品から「遠州の美・綺麗さび」の魅力を体感してみてください♪
期間は九月二日から十月三十日まで。
営業時間は午後十三時から午後十七時(ラストオーダー十六時半)まで。
となっております。
当店では新旧・書付ものからお稽古もの問わず
お茶道具であればきちんと拝見、買取りさせていただきます。
体験型茶の湯喫茶もやっております。
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